メディセルを初めて見ると、
「これ、何をしてるの?」
と思う人も多いのではないでしょうか。
肩や腰を手で押すわけでもない。
揉むわけでもない。
機械を身体に当てて、
皮膚を吸いながら動かしていく。
見慣れていない人からすると、かなり不思議な施術です。
では、
なぜメディセルは「押す」のではなく「吸う」のでしょうか?
今回は、メディセルの特徴である「吸引」について、
メディセルは何を吸っている?
まず最初に、
「身体の中から何かを吸い出している」
わけではありません。
脂肪を吸い出しているわけでもありません。
老廃物を機械の中に吸い取っているわけでもありません。
メディセルは専用のヘッドを皮膚に当て、
陰圧を利用して皮膚を吸引します。
その状態でローラーを動かしていくのが特徴です。
かなりシンプルに言えば、
「皮膚を吸い上げながら動かしている」
ということです。
普通のマッサージとの大きな違いは「力の方向」
一般的なマッサージをイメージしてみてください。
手を身体に当てる。
↓
押す。
↓
身体の外側から内側へ力が加わる。
もちろんマッサージにもさまざまな手技がありますが、
一般的な「押す」という刺激は、身体に向かって圧を加えます。
一方、メディセルは逆です。
皮膚を吸引する。
↓
皮膚が持ち上がる方向へ力が加わる。
つまり、
「押す」
と
「吸う」
では、
身体へ加わる刺激の方向が違います。
なぜわざわざ「吸う」の?
ここが一番気になるところだと思います。
私たちの身体は、
皮膚。
皮下組織。
筋膜などの結合組織。
筋肉。
など、複数の組織が重なって構成されています。
そして身体を動かすとき、
メディセルでは皮膚を吸引しながらヘッドを動かすことで、
皮膚やその下にある組織へ、
「持ち上げる+動かす」
という機械的な刺激を加えます。
ここが、上から押す刺激とは違う部分です。
「筋膜を剥がしている」の?
メディセルや筋膜リリースについて検索すると、
「癒着した筋膜を剥がす」
「筋膜をベリベリ剥がす」
といった表現を見ることがあります。
これをそのまま想像すると、
身体の中でくっついている膜を、
ように思えてしまいます。
しかし、身体の中はそこまで単純ではありません。
そもそも筋膜は、筋肉だけを包む一枚の膜ではなく、
そのため、
「吸引で癒着した筋膜を剥がしている」
と単純に説明するより、
「
と考えた方が適切です。
吸引すると血流が良くなる?
メディセルを受けたあと、
「身体が温かくなった気がする」
「ポカポカする」
と感じる人もいます。
皮膚を吸引したり動かしたりすると、
その刺激によって皮膚表面が赤くなったり、
ただし、
「吸引すれば全身の血流が必ず改善する」
「老廃物が全部流れる」
などと単純に考えるのは避けた方がいいでしょう。
身体の反応には個人差があります。
「老廃物が流れる」はどう考えればいい?
これも施術の説明でよく使われる言葉です。
「老廃物が溜まっています」
「メディセルで老廃物を流します」
と言われると、
身体の中にゴミのようなものが溜まっていて、
しかし、
「老廃物」という言葉はかなり広い意味で使われています。
身体では血液やリンパなどを通じて物質が運ばれ、
そのため、
メディセルが老廃物そのものを機械で吸い取っているわけではあり
ここは誤解しやすいポイントです。
吸引は強い方がいい?
「もっと強く吸った方が効きそう」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、
強い=良い
とは限りません。
身体の部位。
皮膚の状態。
刺激への感じ方。
その日のコンディション。
などによって、適切な刺激は変わります。
強すぎれば不快感や痛みにつながることもあります。
メディセルは、
「どれだけ強く吸えるか」
を競う施術ではありません。
身体の状態や目的に合わせて吸引の強さを調整することが大切です
痛いほど筋膜が硬い?
これも注意したい考え方です。
「ここ痛いですね。筋膜がかなり硬いです」
と言われると、
痛み=悪い場所
と思ってしまいます。
しかし、痛みの感じ方には、
刺激の強さ。
その部位の感覚。
身体の状態。
不安や緊張。
など、さまざまな要素が関係します。
そのため、
「痛い=筋膜が癒着している」
と単純に判断することはできません。
施術は我慢大会ではありません。
痛すぎる場合は、遠慮せずスタッフへ伝えてください。
押す施術と吸う施術、どちらが優れている?
結論として、
「吸う方が上」
ということではありません。
押す施術には押す施術の特徴があります。
吸引には吸引の特徴があります。
違うのは、
身体への刺激の加え方です。
そのため、
マッサージはダメ。
メディセルなら絶対いい。
という比較ではありません。
身体のケアにはさまざまな方法があり、
メディセルだけやっていれば身体は大丈夫?
ここもgreen hornが大切にしている部分です。
身体をケアすることと、
身体を鍛えることは違います。
たとえば、
最近階段がキツい。
歩くとすぐ疲れる。
脚の筋力が落ちている。
運動する習慣がない。
という人。
身体をケアしただけで、
身体を動かす能力を高めたいなら、
「整える」と「鍛える」は別物
green horn上野原店では、
メディセルによる身体のケアと、
トレーニングの両方を行っています。
メディセルで身体をケアする。
そして必要に応じて、
身体を動かす。
筋力をつける。
体力をつける。
この2つを分けて考えています。
「整えるだけ」
でもなく、
「とにかく鍛えるだけ」
でもない。
今の身体に何が必要なのかを考えることが大切です。
メディセルはこんな人の選択肢に
たとえば、
身体のケアをしたい。
運動後のコンディショニングをしたい。
身体の張りが気になる。
一般的な押す施術とは違う方法を試してみたい。
メディセル筋膜リリースに興味がある。
そんな方にとって、
「何をされるかわからなくて怖い」
という方も、
まずは、
「機械で皮膚を吸いながら動かす施術」
と覚えてもらうとイメージしやすいと思います。
まとめ|メディセルの特徴は「押す」の反対方向から刺激すること
メディセルは、
身体の中から何かを吸い出しているわけではありません。
専用のヘッドで皮膚を吸引し、
ローラーを動かしながら皮膚やその下の組織へ機械的な刺激を加え
一般的な「押す」刺激に対して、
メディセルは「持ち上げる方向」の刺激を利用する。
ここが大きな特徴です。
そして、
吸引が強いほどいい。
痛いほど効いている。
筋膜を物理的に剥がしている。
老廃物を機械で吸い取っている。
ということではありません。
メディセルを難しく考える必要はありません。
「押すのではなく、吸うという方法で身体をケアする」
まずはこの違いを知ってもらえれば十分です。
green horn上野原店では、
メディセルで身体を整える。
トレーニングで身体を鍛える。
今の身体のケアと、
これからの身体づくり。
両方の視点から、
10年後も動ける身体を目指していきます。
