体力には自信があるのに筋力がない?「疲れにくい身体」と「力が強い身体」の違い

「体力には自信があります!」

毎日よく歩く。

長時間動いても疲れにくい。

旅行では何時間でも歩ける。

そんな人でも、

「重い荷物を持つのは苦手」

「スクワットをするとすぐ脚が疲れる」

「腕立て伏せが全然できない」

ということがあります。

これって不思議だと思いませんか?

体力があるなら、筋力もあるんじゃないの?

実は、そうとは限りません。

長時間動き続ける能力と、大きな力を出す能力は、同じではないからです。

今回は、意外と知られていない「体力」と「筋力」の違いについて解説します。

目次

そもそも「体力がある」ってどういうこと?

日常生活で「体力がある」と言うと、

疲れにくい。

長時間動ける。

たくさん歩ける。

息切れしにくい。

といったイメージがあると思います。

しかし、体力は本来もっと広い意味を持っています。

例えば、

  • 筋力:大きな力を発揮する能力
  • 全身持久力:長時間運動を続ける能力
  • 筋持久力:筋肉が繰り返し力を発揮する能力
  • 柔軟性:関節を動かせる範囲に関係する能力
  • バランス能力:姿勢や身体の安定を保つ能力

などがあります。

つまり、

筋力も体力を構成する要素のひとつ。

ただし、体力のすべてが筋力というわけではありません。

そのため、

「持久力は高いけれど、筋力はそれほど高くない」

ということが起こります。

1時間歩けるのに、スクワットがキツいのはなぜ?

例えば、普段からウォーキングをしている人。

1時間歩くことはできる。

でも、スクワットを10回すると脚がキツい。

なぜでしょうか?

理由のひとつは、運動によって筋肉に求められる能力が違うからです。

ウォーキングでは、比較的小さな力を繰り返し発揮しながら身体を移動させます。

一方、スクワットでは、股関節や膝関節を曲げ伸ばししながら、自分の体重を支えて立ち上がります。

動く範囲や筋肉にかかる負荷も異なります。

そのため、

ウォーキングに慣れている。

↓

長時間歩ける。

↓

でも、スクワットの動作や負荷には慣れていない。

↓

数回でもキツく感じる。

ということがあります。

これは、ウォーキングが無意味という話ではありません。

歩くことと、筋力を鍛えることでは、身体への刺激が違うということです。

ランニングが得意でも腕立て伏せができない?

これも珍しいことではありません。

例えば、

5km走れる人。

10km走れる人。

でも、腕立て伏せは数回しかできない。

なぜでしょうか?

ランニングでは主に下半身を使い、心肺機能や持久力が重要になります。

一方、腕立て伏せでは、

胸。

肩。

腕。

体幹。

などの筋肉を使って身体を支えます。

ランニングを続けているからといって、上半身の筋力まで十分に鍛えられるとは限りません。

つまり、

得意な運動があることと、身体のあらゆる能力が高いことは別なのです。

「筋力」と「筋持久力」も違う

ここでもうひとつ知っておきたいのが、筋持久力です。

筋力と筋持久力。

名前は似ていますが、意味が違います。

筋力は、どのくらい大きな力を発揮できるか。

筋持久力は、筋肉がどのくらい繰り返し力を発揮し続けられるか。

という能力です。

例えば、

重い物を1回持ち上げるのが得意な人。

軽い物を何十回も持ち上げるのが得意な人。

この2人では、得意な能力が違う場合があります。

もちろん、筋力と筋持久力は完全に独立しているわけではありません。

しかし、

「何回もできるから筋力も強い」

「重い物を持てるから長時間動いても疲れない」

とは限らないのです。

毎日歩いていれば筋力は落ちない?

ここが特に知ってほしいポイントです。

「毎日歩いているから運動不足ではない」

「仕事で動いているから筋トレは必要ない」

そう考えている人もいると思います。

もちろん、日常的に歩くことは健康づくりに役立ちます。

しかし、ウォーキングだけですべての筋肉に十分な負荷がかかるわけではありません。

特に、

大きな力を発揮する。

重い物を持つ。

椅子から立ち上がる。

階段を力強く登る。

といった能力を維持・向上させたい場合には、それに応じた筋力トレーニングも役立ちます。

歩くことができるから筋力は十分。

とは言い切れないのです。

筋力が必要になるのはジムの中だけじゃない

筋力というと、

重いバーベルを持ち上げる。

大きな筋肉をつける。

そんなイメージがあるかもしれません。

でも、筋力が必要になるのはジムの中だけではありません。

例えば、

買い物袋を持つ。

床から立ち上がる。

階段を登る。

重い荷物を持ち上げる。

子どもや孫を抱っこする。

こうした日常生活の動作にも筋力が関係しています。

若い頃は何も考えずにできていた動作。

でも、年齢や生活習慣の変化によって、

「昔よりキツくなった」

と感じることがあります。

その変化には筋力だけでなく、関節の動かしやすさや持久力など、さまざまな要素が関係します。

だからこそ、単に疲れにくい身体を目指すだけでなく、必要なときに力を発揮できる身体を作ることも大切なのです。

自分の筋力は足りている?簡単に確認してみよう

「自分は体力がある方だと思うけど、筋力はどうなんだろう?」

そう感じた方は、普段の動作を振り返ってみてください。

例えば、

  • 椅子から手を使わずに立ち上がれる?
  • 階段を登ると脚がすぐ疲れない?
  • 買い物袋を持つのが以前よりキツくなっていない?
  • しゃがんだ姿勢からスムーズに立てる?
  • 以前より重い物を持つのが大変になっていない?

これらは筋力の変化に気づくきっかけになります。

ただし、できないからといって必ず筋力不足とは限りません。

関節の痛みや可動域、バランスなども影響します。

無理に試さず、痛みがある場合は中止してください。

持久力がある人も筋トレした方がいい?

結論として、筋トレを取り入れるメリットはあります。

例えば、普段からウォーキングをしている人なら、

その習慣は続けながら、

週1〜2回程度、筋力トレーニングを追加する。

という方法が考えられます。

ウォーキングで持久力を養う。

筋トレで筋力を養う。

それぞれの特徴を生かすわけです。

健康づくりの運動指針でも、有酸素運動だけでなく筋力トレーニングを組み合わせることが推奨されています。

「歩いているから筋トレはいらない」

ではなく、

「歩くことも、鍛えることも大切」

という考え方です。

筋トレ初心者は何から始めればいい?

筋力をつけたいからといって、いきなり重いバーベルを持つ必要はありません。

最初は、

スクワット。

椅子からの立ち座り。

軽いダンベル。

マシントレーニング。

などから始める方法があります。

特に初心者は、

正しい動きを覚える。

無理のない重量を選ぶ。

全身をバランスよく鍛える。

継続できる頻度を決める。

この4つを意識してみましょう。

最初から難しい種目をたくさん覚える必要はありません。

大切なのは、今の自分に合った負荷から始めることです。

green horn上野原店では「これからも動ける身体」を目指します

green horn上野原店では、24時間利用できる個室ジムとパーソナルトレーニングを用意しています。

「体力には自信があるけど、筋トレはしたことがない」

「歩くことはできるけど、最近脚の力が落ちた気がする」

「何から鍛えればいいかわからない」

そんな方も、今の身体の状態や目的に合わせてトレーニングを始めることができます。

また、メディセルによる身体のケアも行っています。

身体を整えること。

身体を鍛えること。

どちらか一方ではなく、必要に応じて組み合わせる。

green hornが大切にしている考え方です。

まとめ|「疲れにくい」と「力が強い」は同じではない

体力には自信がある。

でも、筋力があるとは限らない。

その理由は、

体力にはさまざまな要素があり、長時間動く能力と大きな力を発揮する能力は異なるからです。

ウォーキングが得意でも、スクワットが苦手な人はいます。

ランニングが得意でも、腕立て伏せが苦手な人はいます。

だからといって、どちらかの運動が優れているということではありません。

大切なのは、

長く動ける身体。

必要なときに力を出せる身体。

その両方を目指すこと。

10年後も自分の脚で歩くために。

今の体力だけでなく、筋力にも目を向けてみませんか?

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